新たに生まれてきて伸び盛りの業種は転職志望者にとって魅力が大きい。代表的な業種としてIT系のエンジニアがあり、IT革命以降は大きく発展を遂げてきている。働いていると常に新しいことを生み出せるため、やりがいのある仕事に従事しやすい魅力がある。人材も不足していることから転職志望者の受け入れも多くて転職しやすい傾向が強い。

転職してうまくいくことが多いのが伸び盛りの業種だが、うまくいかない場合もある。大きな発展を遂げていることから業界内の変化も急速であり、その変化についていくために必死に勉強をしなければならないことが多い。仕事にもスピードを求められやすく、厳しい労働環境になってしまいやすい。仕事に全力を費やしたいという人には向いているが、落ち着いてワークライフバランスの整った環境で働きたいという人には向いていないのである。

発展をしている最中の業種を選んでうまくいかない理由にはもう一つあり、転職した先が経営不振になって倒産するリスクを秘めていることも挙げられる。会社がまだ新しい場合には特にリスクが高く、競争に負けてしまって倒産するということは無きにしもあらず、そうゆう場合を想定しておくことも必要である。仕事自体には満足できても働き続けられない状況に陥ることがあるのは、伸び盛りの業種を選ぶ上で覚悟しておかなければならない。企業研究をして十分に将来性があると見込めるところを選ばなければならないが、それができればやる気のある人にとっては活躍できる舞台になる。